みなみ料理長は東京で有名な高級ステーキ店で修行を積んだ後、若くして腕を見込まれ料理長に抜擢され、長い間お店を盛り立てていました。
お店には若い職人が多く、厳しい世界であります。
料理長はもっと多くの次世代の職人に夢を与えたい、大きく羽ばたいてもらいたいと強く望み、後進に道を譲ろうと決心。有名店の料理長を引退し、望郷が長野県ということで上伊那にステーキハウスをオープンさせ、多くのお客様にご来店していただきました。
その人気は、みなみ料理長の人柄や味はもとより、美味しいお肉や高級食材をお求めやすい価格でいつも提供していたからです。
お客様は口コミで広がり、遠方からも定期的にお越しいただきました。
お店は順調に売り上げが伸び、忙しくなればなるほど嬉しいのですが、妥協しない料理長のしこみが尋常ではなく、厨房に立つ時間がどんどん長くなってしまいまい、ついには料理人の試練ともいえる腰を痛めてしまうというアクシデントを招いてしまったのです。
そのため体調を考慮し一時ステーキハウスは休業して、松本でお弁当だけに特化し運営方法を変更し現在に至っております。
おかげ様で、松本でもお弁当の注文は順調に伸びており、多くの方にご好評いただいております。
これもみなみ料理長の曲がったことが嫌いで、美味しいものを多くの方にお求め安くご提供したいという想いが形になっているのだと思います。
気さくで優しく、まっすぐな職人、それがみなみ料理長です。
料理長、こだわりすぎて、無理をしないでくださいね。