10月に入り、随分と寒くなってきました。
食欲の秋ですね。
これからの時期はちょっと甘めの「すき焼き」が良いですね。
美味しいお肉を溶き卵で食べれば、ご飯が進みます。
ご家族で鍋を囲むと会話も弾みます。
卵と言えば、コレステロールを気にされる方も多いと思います。
以前は卵は1日1個、それ以上食べると、動脈硬化や脳卒中など、病気の原因になるとされていました。
しかし、日本養鶏協会より日本人の食事摂取基準2015年版で、コレステロールの目標量がなくなりました。
つまり、コレステロールの目標値を算定する根拠がなく、卵と各種疾病との関連も認められないと結論づけられ、卵を1日2個以上食べても脳卒中や心臓病に影響はないとわかったのです。
また、コレステロールは体に欠かせない大切な成分です。体を構成する約60兆個の細胞の細胞膜の他、ホルモン、胆汁酸、脳の神経細胞などの材料であり、コレステロールが不足するような食事を続けると、タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足し、しっかりとした細胞膜が作られなくなり、ウイルスや細菌を防御する機能が衰え、免疫細胞である白血球の働きが弱くなります。
卵は低カロリーで栄養満点の食材です。
また、安価な食材でもありますので、卵を食べて、生活習慣の予防・改善に役立ててください。