牛肉には良質なタンパク質と鉄分が多く含まれています。特に赤身肉には吸収されやすいヘム鉄やビタミンB12が多く含まれています。
また、人間は約60兆個の細胞から形成されていると言われますが、細胞膜を構成しているのは脂肪酸です。良い油の脂肪酸が豊富だと細胞膜は柔らかい状態を保つことができるので、細胞の内外での栄養や情報のやり取りがスムーズになります。
上質の牛肉には体に良い良質な脂肪酸が含まれているので、免疫力が上がり、炎症を抑えたり、美肌効果が期待されるわけです。
そのほかにも脂肪酸で構成されているのが、脳内の神経伝達です。脂肪酸で構成されたリン脂質は特に重要なのですが、リン脂質に良い油の脂肪酸が多いと、伝達機能が上がり、シナプスを介しての情報伝達がスムーズにると言われています。
ここで注意していただきたいのが、良質のお肉を取ることが重要ということです。
お肉を食べて、胸焼けや、胃もたれを感じる方も多いのではないでしょうか。
良質の脂を摂取した場合、消化もよく、サラッとしているので胃もたれを起こさないのです。
できるだけ自然に近い環境の中、無添加飼料で育てられた牛のお肉は、柔らかみがあり、牛脂も甘みを感じ、胃もたれしません。
少量でも良いので、できるだけ上質のお肉を選ぶようにしましょう。
栄養価も豊富な牛肉を食べて、風邪予防や貧血の改善。免疫力UPを計りたいですね。
もちろん、野菜とのバランスを考え、彩りよく偏りのない食事を心がけましょう。